
こんにちは。幻想イラストレーターの小林けいこです。
ウェディングドレスを描く際に、デコルテデザインがキャラクターの印象を大きく左右することをご存知ですか?
今回はウェディングドレスのデコルテ・首周りデザインの種類と選び方をご紹介します。
デコルテの基本知識
「デコルテ」とは、首筋から肩周り+胸元までのことを呼びます。鎖骨周りのことをイメージされがちですが、実はもっと広いエリアを指します。
ウェディングドレスのデコルテデザインは、顔周りだけでなく、ドレス全体の印象を左右します。デコルテのデザインが変わるだけでガラッと雰囲気が変わることもあるのがデコルテデザインとなります。
デコルテデザインの種類

【特徴】
胸元がまっすぐなビスチェ。バストラインやネックラインが綺麗に見えるのが特徴。
【ポイント】
シンプルなデザインなので、ベールやアクセサリーにこだわるとGOOD!
ビスチェとは、肩紐がなく肩とデコルテ(首から胸元にかけての部分)を大胆に見せるデザインのこと。

【特徴】
胸元がハート型にカットされたデザイン。女性らしい丸みのあるラインが上半身を華奢に見せてくれます。
また、可愛らしさやエレガントな印象を与えてくれます。
【他の呼び方】
ハートシェイプライン、ハートシェイプドラインとも呼びます。

【特徴】
丸い形のネックラインが特徴。優しくて女性らしい印象やカジュアルな印象を与えてくれます。

【特徴】
カーブを描く襟の形が船(ボート)の底にみえることから呼ばれているネックデザイン。ラウンドネックより横に広がっています。露出が控えめなので、上品で清楚なイメージを与えてくれます。

【特徴】
両肩が出るほど大きく開いたデザイン。肩先まで露出しているので、鎖骨を綺麗に見せることができます。正統派で上品な印象になります。

【特徴】
胸元がV字に開いたネックライン。デコルテが綺麗に見え、可愛いよりも綺麗な印象や大人っぽくかっこいい女性を演出してくれます。

【特徴】
スクエア=四角から付いたネックデザインとなり、名前の通り四角くカットされたネックラインが特徴です。首筋がでるのですっきりとした印象でデコルテが美しく見えます。クールで品がある印象を与えてくれます。

【特徴】
どちらか片方の肩だけ肩紐があり、もう片方は露出しているネックライン。左右アンシンメトリーなデザインです。大人っぽくセクシーなイメージを演出できます。

【特徴】
ホルター(=馬の口に付けて引く綱)からついたネックデザイン。上半身から続く生地やストラップを首から吊るした形のネックラインになります。また、袖がないデザインとなります。腕・肩・背中を大きく露出する大胆なデザインとなります。

【特徴】
首元が詰まっているネックライン。デコルテの露出が少ないので、上品でスタイリッシュになります。また、神聖でクラシカルな雰囲気を演出できます。
デコルテデザインの選び方
可愛い(らしい)キャラクター
ハートカット/ラウンドネック
上品・清楚なキャラクター
ボートネック/ハイネック/スクエアネック
クールなキャラクター
スクエアネック/Vネック
セクシーなキャラクター
ワンショルダー/オフショルダー/ホルターネック
キャラクターの雰囲気とデコルテデザインの特性を上手に掛け合わせることで、キャラクターの魅力を最大限に引き出し、雰囲気を崩すことなく自然にデザインを取り入れることができます。例えば、エレガントなキャラクターには優雅でシンプルなデコルテデザインを、エネルギッシュなキャラクターには大胆で個性的なデザインを選ぶと、キャラクターの個性がより際立ちます。このように、デコルテデザインを選ぶ際には、キャラクターの背景や性格にマッチするデザインを意識すると良いでしょう。
ウェディングドレスのデコルテデザインの種類と選び方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
他にも「ウェディングドレスの種類と名前」「ウェディングドレスのスカートデザインと名称」などの記事もあるので、ご参考にしてくださいね!下のリンクからご覧いただけます!