こんにちは。幻想イラストレーターの小林けいこです。
ウェディングドレスの魅力は、スカート部分に大きく左右されます。スカートは全身のバランスを整えるだけでなく、立ち姿を一層美しく、そして個性的に見せる重要な役割を果たします。この記事では、ウェディングドレスのスカートが持つ魅力と、その種類について詳しく解説し、あなたの創作活動やドレス選びに役立つ情報をお届けします。
膝より上の長さのスカートのこと。足を見せることで若々しく、キュートな印象を与えてくれます。
脚のラインに自信がある人はもちろん、小柄で背が低い方にもおすすめな丈です。
一方で脚を全部露出するのはちょっとという場合やミニ丈の中でも個性を出したい場合は、こんなミニ丈もあります。
後ろが長く、前だけがミニ丈になっているスカートデザイン。
後ろから見るとロング丈のウェディングドレスに見え、前から見るとミニ丈というインパクトのあるスカートです。
ミニ丈よりも長くふくらはぎの真ん中あたりで丈のスカートになります。
上品でレトロな雰囲気を演出してくれます。
タッキングスカート
スカート生地を寄せてタックを作ったスカートデザイン。
ふわっとしていて華やかな印象になります。Aラインのシンプルなドレスもタックを寄せることで自然なエアリー感でボリュームが出ます。
タックとは生地を折りたたむことできる「ひだ」のことです。立体感を出すためやゆとりを持たせるために、パンツやスカートのなどのウエスト部分につけられます。
生地が放射線状に広がる「ギャザー」とは違い、比較的に広がりが少ないのが特徴です。
ティアードスカート
ティアードとは「段になった」という意味です。フリルや帯状の生地を段々に重ねて、裾にかけて広がる形のスカートを指します。可愛らしくロマンチックな印象やフェミニンな印象になります。
バッスルライン
19世紀半ばから20世紀初めに流行したデザイン。スカートの後ろを膨らませて、ヒップラインを美しく見せるシルエットのことをバッスルラインと呼びます。
バッスルとは、スカートの後ろの部分を膨らませるために使うスカートの下に付ける腰当てのこと。初期にはクジラの骨で作られていましたが、ワイヤーや木などを使うようになり、布を重ねるだけのものもあります。
バルーンスカート
その名の通り風船のようなふわふわとした印象のスカートデザイン。裾とウエストの両方にギャザーを寄せてスカートにボリューム感を出したスカートです。動きに合わせて弾むので、可愛くガーリーな印象を出すことができます。
オーバースカート
スカート部分に重ねて着るスカートのこと。全身に重ねるオーバドレスもあり、重ねることでまるで別のドレスを着たようになるのがメリットです。
ラッフル
布のひだが波のようにひらひらと揺れる装飾のこと。ボリュームも存在感も出すことができる大人ロマンチックなデザインのスカートです。
ウェディングドレスのスカートの種類と名前について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。スカートは全体のバランスを整え、立ち姿を美しく見せるための重要な要素です。
創作活動やデザインに少しでもお役に立てば幸いです。素敵な作品を生み出すための参考にしてください。
また「ウェディングドレスの種類」「デコルテ(首周り)デザイン」などの記事もありますのでぜひご参照ください!下のリンクからご覧いただけます。