夢と魔法の世界へ!ファンタジーの種類を解説

イラストを描くようになり、徐々にファンタジーが私の好きなジャンルだと気づきました。
もういつの出来事だったか忘れてしまいましたが、ある時にファンタジーにも種類があると知り、もっとファンタジーについて知りたいと思いました。
この記事では、ファンタジーの種類について詳しく紹介します。

まずはファンタジーという定義について見ていきましょう!

ファンタジーとは、魔法のような現実世界ではあり得ない現象現実には存在しない生物が存在する幻想的な空間世界のことを指します。また、現実とは別の世界や時代の舞台設定超自然な生命が登場する物語のことを指すもあります。

例)ハリーポッター、ロード・オブ・ザ・リングなど

日本におけるファンタジー

日本で「ファンタジー」というと、しばしば中世ヨーロッパ風の世界観を指します。物語の時代背景や小道具、登場人物などがヨーロッパの中世をモデルにしているのが特徴です。しかし、これらの物語には、実際の中世ヨーロッパには存在しなかった要素が含まれていることも多くあります。

ファンタジーの種類

次に本題であるファンタジーの種類について見ていきましょう。今回は、いくつかの代表的なファンタジーの種類を詳しく紹介していきます。

ハイ・ファンタジー(異世界ファンタジー)

ハイ・ファンタジーとは、現実の世界ではなく架空の世界のファンタジーを指します。現実の世界とは異なる常識や価値観で成り立ちます。対立する概念としてはロー・ファンタジーというものがあります。
架空の神話的世界で英雄が活躍する「指輪物語 ロード・オブ・ザリング」や「アーサー王伝説」などが挙げられます。

さらに下位ジャンルとして、以下のようなジャンルもあります。

  • エピック・ファンタジー(叙情詩ファンタジー)
    epic(エピック)とは「叙事詩的な」「壮大な」「大規模な」といった意味を持ちます。また、叙事詩は「英雄や神々の出来事を物語として語り伝えるもの」を指しています。そのことから、叙事詩の壮大な物語を指します。また一般的には「戦記もの」と言われることもあります。
  • ヒロイック・ファンタジー(英雄ファンタジー)
    主人公が超常的な力を持ち、悪の勢力と戦うものを指します。
  • 歴史ファンタジー
    実際に起きた事を踏まえながらファンタジー要素が入っているファンタジージャンル。
  • ダーク・ファンタジー
    ストーリー全体がシリアスなトーンで進行しているのが特徴。人間の残酷な心理や過激な戦闘やグロテスクなシーンなどが入った予定調和的なハッピーエンドを嫌ったバッドエンドな展開な作品を指すことが多い。
  • バトル・ファンタジー
  • トリップ・ファンタジー
    現実の世界の住人が異世界転生し、そこで何か活躍するもの。ただし、現在の世界の時間軸を用いて移動した場合や転生した主人公が活躍するのはハイ・ファンタジーには含まれない。
  • 東洋ファンタジー
    東洋風の世界観を含むファンタジージャンル。
    • 中華ファンタジー
      舞台が中国または中華風の世界のファンタジージャンル。
    • 和風ファンタジー
      日本あるいは日本と類似した世界が舞台となっているファンタジージャンル。

ロー・ファンタジー(エブリディ・マジック、現代ファンタジー)

ロー・ファンタジーとしての区別はかなり曖昧なところがありますが、一般的には現代の世界を舞台として、日常の中に異世界の存在が紛れ込むファンタジーのことを指します。また、前述のハイ・ファンタジーと対立する概念として使われています。
例)魔法少女もの、異能バトル、伝奇小説など

さらに下位ジャンルとして、以下のようなジャンルもあります。

  • オカルト・ファンタジー
    魔術や幽霊、超古代文明などといったオカルトに分類されるものを主題としたファンタジーもの。
  • 伝奇(でんき)ファンタジー
  • 異能バトルファンタジー(超能力)
    人智を超えた特殊な力を持ったものたちが互いに戦ったり、敵に立ち向かったりする物語を指す。キャラクターの努力や物理や科学に由来するものではなく、生まれつきだったり覚醒したり他のものから受けたりするものを指すことが多い。

サイエンス・ファンタジー

サイエンス・フィクションとファンタジー要素を混ぜ合わせたジャンル。

おとぎ話・メルヘンファンタジー

擬人観や魔法が普通に受け入れられている世界観を特徴としたファンタジージャンル。

ゲーム・ファンタジー

レベル・勇者・モンスター・ステータス・魔法などRPGの諸要素の存在を前提として世界を描くファンタジージャンル。

ラブ・ファンタジー

恋愛要素を取り入れたジャンル。


この記事を通じて、ファンタジーの多様性とその魅力を少しでも感じていただけたでしょうか。どのジャンルも、それぞれに異なる楽しさがあります。これからもファンタジーの世界探求を楽しみながら、心躍る冒険を楽しんでください。