
SKIMA経由でキャラクターデザインのご依頼を頂きました。
※ご依頼様に許可をいただき、掲載をしております。
完成イラスト
※イラスト・画像は、クリックすると拡大表示することができます。

基本情報
依頼元 :SKIMA(コミッション)
依頼内容 :キャラクターデザイン
用途 :個人観賞用
使用ツール:CLIP STUDIO PAINT
制作期間 :16日間
制作時間:線画ラフ 約19時間半/カラーラフ〜完成まで 約18時間
納品時期 :2026年6月
概要
「中国星座の力を使う」チャイナドレスを着た大人っぽく綺麗で、少し神秘的なキャラクター制作のご依頼いただきました。衣装のデザインやアクセサリーなどご要望を確認し、それを軸に制作を進めました。
制作過程
STEP 1|ヒアリング
キャラクター設定・ご要望・
参考イメージをもとに方向性を確認
STEP 2|中国星座について調査
歴史、星座の種類、西洋星座との違いなどを確認
STEP 3|配色パターンの決定
「黒、赤、黄」3色の配色バランスを決める
STEP 4|ラフの提案
カラーラフをご提案
STEP 5|修正・確認
カラーラフの修正と確認
STEP 6|線画
確定したラフをもとに線画を制作
STEP 7|着色・仕上げ
配色・光源・影を加えて仕上げ
STEP 8|最終確認
完成したイラストをご依頼様と確認
STEP 9|納品
ご要望の書式にてデータ納品
制作ポイント
■中国星座をモチーフにしたデザイン
今回は「星座のデザインイメージを取り入れたチャイナドレス」というご要望をいただき、中国の伝統的な星座観をモチーフとしてデザインに落とし込みました。
中国の星座は、夜空を「三垣」「二十八宿」「近南極星区」の3エリアに分類しており、このうち二十八宿は西洋占星術における黄道十二星座に相当します。今回はこの二十八宿の星座群を採用し、衣装デザインに反映させました。
- 衣装:チャイナドレスの黒い生地を夜空に見立て、二十八宿の星座を一つひとつ手描きで描き込みました。既存の柄や装飾ではなく、星座の配置・形を踏まえてオリジナルで作画しています。
- 頭部装飾:正面(向かって一番左)の頭周りで輝く星も、同じく二十八宿の中から星座を選定し、衣装と統一感のあるモチーフとして描いています。
ご要望にあった「星座デザイン」を、単なる柄パターンではなく実際の星座の形・配置をもとにした描き込みで表現することで、中国の宇宙観を衣装全体にまとわせるデザインを目指しました。

■ 配色
配色バランスについては特にご要望がなかったため、中国星座について調べる中で得た理解をもとに、自身で配色方針を決定しました。
メインカラーの決定
中国星座を象徴する黒・赤・黄の3色の中から、どれをメインカラーにするかを検討しました。それぞれの色が持つイメージと依頼の雰囲気を照らし合わせた結果、黒をメインカラーに採用。星座を描く黄色をアクセントカラーとすることで、黒とのコントラストにより星座が際立つ配色にしています。
3色バランスの調整
カラーラフの段階で黒・赤・黄の3色のみで配色したところ、画面に圧迫感が出てしまったため、白を少量加えることでバランスを調整し、重たくなりすぎない仕上がりにしました。
黒の塗り分け(衣装と髪)
チャイナドレスと髪を同じ黒色で配色した際、同系色の面積が大きくなり重たい印象になったため、髪色には赤みを帯びた黒を採用し、衣装の黒とは色味をずらしました。これにより、ご要望にあった「黒髪ロングで後ろで一つにまとめている」スタイルを、重さを感じさせずに表現しています。


お客様の声
イラストの依頼に慣れてなかったのですが、優しくわかりやすく細かなところまで説明してくださりました。
(SKIMA・評価より一部引用)
制作後記
今回のご依頼を通じて、中国星座について初めて知る機会となりました。三垣・二十八宿・近南極星区という分類や、二十八宿が西洋の黄道十二星座に相当することなど、調べるほどに知らないことばかりで新鮮な発見の連続でした。
星座と配色の組み合わせも、自分一人では思いつかなかった発想です。これまで手がけてきたデザインにはなかった組み合わせだったため、新鮮な気持ちで制作に向き合うことができました。
衣装に星座を一つひとつ描き込んでいく作業は決して楽ではありませんでしたが、星座が少しずつ夜空(黒い生地)の中に浮かび上がっていく過程はとても楽しく、完成に近づくごとにわくわくしながら描き進めることができました。
今回の制作を通して、新しいモチーフに触れる面白さと、その発見をデザインに落とし込む楽しさを改めて実感しました。



