
こんにちは。幻想イラストレーター 小林けいこです。
イラストを依頼するときに、意外と多いのが「修正ってどこまでお願いしていいの?」という疑問。
完成後に「思ってたのと違った…」とならないためにも、修正についての考え方をあらかじめ知っておくことは大切です。この記事では、よくある修正の例と、依頼時に気をつけておきたいポイントを、イラスト付きでわかりやすく解説します。
修正ってどんな種類があるの?
イラスト制作では、一般的に以下の段階で修正を行います。
● ラフ(下描き)の段階
- 構図(ポーズや表情)の修正
- アイテムや衣装の追加・変更
※この段階なら比較的自由に変更できます。
● 線画~着色後の段階
- 色味や細部の微調整(目の色・小物の色など)
- 描き忘れなどの修正
完成後の大きな変更は、作業工程のやり直しになることが多く、追加料金がかかる場合があります。
よくある誤解とトラブル例
ケース | よくある誤解 | 実際は… |
---|---|---|
完成後に「全体の構図を変えたい」 | 修正って無料でしょ? | ラフ段階の確認が重要です |
「ラフを見てからイメージが変わった」 | ラフは完成前だから変更してもOK? | 大幅な修正は別料金になることも |
➡ ほとんどのトラブルは「依頼者と制作者の認識の違い」が原因です。
例えば、「構図を少し変える」という表現が、依頼者にとっては「顔の向きを変える程度」でも、制作者にとっては「全体の描き直し」と判断される場合もあります。
修正より大事なのは「すり合わせ」
修正回数を減らすためには、最初のやりとりでの共有が一番大切です。
- 希望の雰囲気を伝える参考画像
- 「こういう作品が好き」「こういうテイストで描いて欲しい」という例
- 色のイメージ(淡い・はっきり・彩度低めなど)
このような情報があると、制作者との認識のズレが少なくなり、完成後の「違った…」を防げます。
私の対応スタンス
・ラフ段階の修正:2回まで無料(構図・ポーズ変更なども可)
・完成後の修正:2回まで無料(基本、微調整のみとなります)
・構図や全体の再構成など大きな変更:別料金となります
おわりに:安心してお願いするために
修正は悪いことではなく、よりよいイラストにするための大切な工程です。
ただ、「どこまでがOKなのか」を事前に知っておくと、依頼する側も安心できます。
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