魔法の探索:ティンカーベル 妖精vsピクシー

2024年6月6日、東京ディズニーシーに新しいテーマポート「ファンタジースプリングス」がオープンします。
今回は、新エリアに登場するディズニー映画の中から『ピーター・パン』に焦点をあて、ティンカーベルと妖精とピクシーの違いを探ります。

ディズニー作品では、1953年ディズニー映画「ピーター・パン」で登場した、ティンカーベル。
ネバーランドに住む妖精で、ティンカーベルの妖精の粉(ピクシーダスト)は浴び信じる心を持てば空を飛ぶことができます。

性格は気が強く、かなりのやきもち屋さんですが実は物作りの才能をもっている妖精です。
ティンカーベルのティンカー(Tinker)とは壊れた鍋やフライパンなどを直す、金物を修理する鋳掛け屋(いかけや)の意味があります。物を修理することが得意なのです。このことは、2008年「ティンカー・ベル」で誕生後の儀式でティンカーベルの才能が「物作りの才能」と判明するシーンでも描かれています。

愛らしいティンカーベルですが、ピーターパン作中ではオリジナル(英語)ではピクシー、日本語版では妖精と訳されています。ここからは妖精とピクシーには何か違いについて見ていきましょう。

ティンカーベルのイラスト
ティンカーベル 「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」より

妖精とは?

妖精は、神話や伝説に登場する超自然的な存在、人間と神の中間的な存在の総称とされています。

人とも神とも違うため、気まぐれな性格と捉えられているようです。

人間に好意的な妖精、妻や夫として振る舞う妖精、人に悪戯したり騙したり、命を奪おうとするもの、障害として立ちはだかるもの、運命を告げる妖精など、様々な言い伝えがあります。

姿形も作品によってさまざまで、人のかたちをしている妖精や大きさも人間と同じかもしくは大きかったり・・・人の姿を取らない妖精もいるようです。

また、美しい姿や優美な姿をもつとされており翼を持つことが多く、花や葉っぱで装飾された服を身につけています。

広義には、日本ではこびと、妖怪、竜(西洋のドラゴンやワーム)、仙女、魔女なども含まれることからも作品によって違うことがわかります。

ピクシー(Pixie)とは?

ピクシーはイングランドのコンウォールなど南西部諸州の民間伝承に登場する妖精の一種です。

普段は透明で人間には見えませんが、頭に四葉のクローバーを乗せると姿を見られるようになります。身長は20cmほどの小人で、赤い髪の毛、上に反った鼻をしています。

闇でも光る目、青白い顔、尖った耳、緑色の服を着ており尖ったナイトキャップをかぶっているとも言われているそうです。

怠け者を見つけるとつねったりポルターガイスト現象を起こして懲らしめます。

また人間の子供を盗んだり、取り替え子(チェンジリング)を行ったりするということから、ヴィクトリア朝時代まで赤ん坊をさらわれないようにベビーベットにくくりつける風習のある地域もあったようです。

人間の想像力・創造性から誕生した架空の存在たち

ここまで妖精とピクシーについて探究してきました。

ピーターパンではピクシーダスト(妖精の粉)やピクシーホロウ(妖精の谷)と”ピクシー”と表現されていますが、特徴的にいうと妖精寄りな気がしますが国や地域また時代によっても妖精とピクシーのイメージが異なるのかも知れません。

日本では妖精という方がイメージしやすいことからも日本語版では”妖精”と訳されたのかもしれませんね。

ディズニー作品では様々な妖精が登場していまますが、これからも魅力的な不思議な力を持った妖精やピクシーたちがディズニーキャラクターとして登場するのかも注目したいですね。